女性理学療法士は何歳まで働ける?これからの働き方とキャリア形成のヒント
理学療法士として働き続けることが出来るか不安。体力的にもきついし、みんなどうしてるんだろう?
こんな悩みにお答えします。
- 女性理学療法士の現状と働き方
- 理学療法士として何歳まで働ける?→リアルなアンケート結果
- これからの働き方とキャリア
- 女性理学療法士にオススメの働く場所
30代を超えると多くの女性理学療法士が不安に感じる、
『私って何歳まで働けるんだろう?』
統計データ上でも、多く人が様々な理由で10年後、20年後と働き続けることに不安を抱いています。
今回は、女性理学療法士がなぜ働き続けることに不安を感じるのかその要因を深堀りしつつ、
これからの働き方とキャリア形成のヒントについてご紹介します。
女性理学療法士の現状

はじめに、女性理学療法士の現状について理学療法士協会の統計データを元にご紹介します。
この章のまとめ
- 理学療法士の男女比率は6:4
- 年代別の女性理学療法士の数は20代が最多
- 30代ではやや減少するが、40~60代は一定の水準に保たれる
- 女性理学療法士の勤務時間は年代層問わず週平均40時間以上

データ上は、多くの女性理学療法士が40代、50代と働き続けていることが分かります。
女性理学療法士の割合

女性理学療法士が誕生以来、社会ニーズとともにその数は年々増加しています。
2022年時点で理学療法士協会の男性会員数は80,938人、女性会員数は51,195人。
男女比は男性6:女性4となっています。
女性理学療法士の年代別比率
女性理学療法士の年代別の比率はこちらです。
男性PT | 女性PT | 女性PT比率 | |
---|---|---|---|
21-25 | 11,637 | 8,788 | 43% |
26-30 | 18,991 | 13,121 | 41% |
31-35 | 17,440 | 10,135 | 37% |
36-40 | 12,005 | 7,738 | 39% |
41-45 | 8,820 | 5,941 | 40% |
46-50 | 5,937 | 3,537 | 37% |
51-55 | 3,085 | 1,762 | 36% |
56-60 | 1,818 | 929 | 34% |
61以上 | 1,205 | 244 | 13% |
女性理学療法士の数の割合は21~25歳が43%で最多。
30代で一旦割合は減少しますが、40代、50代では一定水準に維持されています。

30代で割合が減少する要因は結婚・出産等に伴う一時離職者の増加かな?
意外に40代、50代と働き続ける女性理学療法士の割合は多く、年齢層を問わずたくさんの女性が社会で活躍し続けています。
女性理学療法士の年代別勤務時間
では、女性理学療法士の勤務時間はどうでしょうか。
年代別の週当たり勤務時間はこちら▼

厚生労働省のデータによると、女性理学療法士は年代層に関わらず平均週40時間以上働いています。

フルタイムで働き続けている人が多いのにビックリ!
「女性理学療法士は何歳まで働ける?」アンケート結果からみたリアルな意見

先述したように、年代層に関わらず働き続ける女性理学療法士は多いです。
しかし、現実に女性としてのライフイベントを乗り越えながら30代、40代、50代と労働を続けていく。

不安に感じる人も多いはず
2021年に兵庫県理学療法士協会が行った「PTの将来の働き方についてのアンケート」をもとに、女性理学療法士が働き続けることに対してどう感じているかリアルな声をご紹介します。
何歳まで理学療法士として働きたい?
兵庫県の理学療法士621人(うち女性187人)を対象に、何歳までPTとして働きたいですか?というアンケートをとりました。
その結果がこちら▼

- 21~30歳:25%
- 31~40歳:37%
- 41~50歳:13%
- 51~60歳:19%
- 61~70歳:6%
⇒約6割の女性が40歳までと回答
5年後、10年後も働き続けるイメージがある?
もう1つ、PTとして5年後、10年後に働くイメージはありますか?というアンケートに対する回答がこちらです。

- 5年後に働くイメージがある:56%/ない:44%
〉【理由】給与・収入に対する不安、職業に対する将来性、身体的な不安 - 10年後に働くイメージがある:29%/ない:71%
〉【理由】身体的な不安、給与・収入に対する不安、職業に対する将来性

長期目線で体力的な不安を抱える女性が多いね
結論:体力的な不安を感じながら働き続ける女性理学療法士が多い
アンケート結果から、多くの女性理学療法士が体力的な不安を感じながら働き続けていることが分かります。

私もアラサー、急性期病院勤務は体力的にきついと感じることも増えています。
女性理学療法士はライフスタイルに合わせた働き方を探しつづける

年齢とともに体力的な不安が増え続けるけれど、女性はどのように働き続けているんだろう?
その回答は、
自分の状況やライフスタイルに合わせて働く場所を変えながら、居心地の良い働き方を探し続けている
理学療法士の平均勤続年数は6.2年と他職種より短いです。
専門資格ということもあり、自分の健康状態や置かれた環境に合わせて働き方を変化させやすい職業。

このまま働き続けることに不安を感じている人は、職場環境を変え働き方を変えてみるとよいかもしれませんね。
体力に不安がある女性理学療法士に人気の職場

体力的に不安がある女性理学療法士に人気の職場は次の4つです。
- 訪問リハビリ
- デイケア
- デイサービス
- 地域包括支援センター
特にオススメは訪問リハビリ!
訪問リハビリはこんな人にオススメ
- いまの職場で働き続けるための体力に自信がない
- だけどPTとして働き続けたい
- 自分のライフスタイルに合わせた働き方を選択したい
- せっかくだから給料もしっかりもらえるほうがいいな
訪問リハビリで働くメリットとデメリットはこちら▼
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全国展開の大手転職サービスで、訪問リハビリの求人が豊富なのが特徴です。

気軽に転職相談からしてみるのもアリですよ♪
理学療法士以外の新しいキャリア選択もあり

もう1つの選択肢として、理学療法士という資格に縛られることなく、もっと自由で興味のある仕事に挑戦してみる。
せっかく高い学費払って取得した資格だから、辞めてしまうのはもったいない・・・
こう感じてしまう人も多いかもしれません。
しかし、せっかく人生の多くの時間を費やす仕事。自分が興味があること、やってみたいことに挑戦していくべき!
とはいえ、いきなり一般職へは不安という人は、パートPTとして働く頻度を抑えつつ、新しい分野のスキル習得に励む。
そして、徐々に一般職へシフトチェンジ!とかも挑戦してみるのも価値ありです!

実はわたしも狙ってるパターン。パートPT×webデザイナー、パートPT×スタバ店員など可能性は無限大ですよ。
女性理学療法士は何歳まで働ける|まとめ

今回は、女性理学療法士は何歳まで働き続ける?についてお話ししました。
- 女性理学療法士の多くが10年後、20年後働き続けることに不安を感じている
- 一方で、居心地の良い働き方を模索しながら理学療法士を続ける女性が多い
- 体力に不安のある人は訪問リハがおすすめ
- 理学療法士に縛られることなくのも新しい分野への道もあり
一度立ち止まって、理学療法士として、1人の女性としてのこれからのキャリアを考えてみてはいかがでしょうか。
- 働きやすい環境を整えPTを続けていく
- パートでPTをしながら新しいスキルも習得してみる
- PTを辞めて別の道へ挑戦する
いまの働き方が辛いなと感じている人は、ひとまず転職して環境を変えるのもありです。
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自分らしい働き方を手に入れていきましょう!
最後までご覧いただきありがとうございました。
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