
病院勤務の理学療法士(経験8年目)。『理学療法士が自分らしく働く』をコンセプトにNICOJOBを運営。信頼できる情報発信を心がけています。
〉Twitter(@nicofamily25)
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病院勤務の理学療法士(経験8年目)。『理学療法士が自分らしく働く』をコンセプトにNICOJOBを運営。信頼できる情報発信を心がけています。
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・理学療法士の仕事をやめたい
・せっかく時間とお金をかけて取得した国家資格が無駄になってしまう
・いまから他職種へ転職なんて出来るんだろうか?
こんな不安で前へ進めず、悩んでいる方へ向けた記事です。
本記事では、実際に理学療法士を辞めて他の仕事をしている人の「やめてよかった」の声を紹介します。
実際の声を聞くことで、「本当にやめていいのか、やめて後悔しないのか」自分なりに考えがまとまります。
後半では、「理学療法士をやめてよかった」と言えるためにしておくべきことについて解説しますね。
いま理学療法士をやめようか悩んでいる人は参考になるので、ぜひ最後まで読んでください。
実際にわたしの周りで理学療法士を辞めて他職種へ転職した3人の方の事例を紹介します。
Aさん(20代男性) 「ストレスが激減」
急性期病院勤務
先輩からのパワハラ指導でメンタルをやられ自主退職。どうしても理学療法士の仕事自体を嫌に感じてしまい、他職種の道を選択しました。
最初に入職した病院だけかもしれませんが…先輩からの高圧的な指導、居残り業務、家へ帰ってからも症例発表の準備など心が休む間がありませんでした。
業界的にそれが当たり前な部分があるのかなって。
いまは自分のペースで仕事ができています。精神的に追い込まれてまで仕事をしたくなかったので、純粋にやめてよかった。
もしかしたら、理学療法士として働きやすい職場があったのかな?と思うことはあります。せかっく取得した国家資格ですし、いままでの努力がもったいなかったという気持ちも。
Bさん(20代女性)「仕事にやりがいを持てた」
急性期病院勤務
新卒で病院へ入職して数カ月して、理学療法士の仕事がなんとなく自分に合わないなと感じることが増えました。
そこで、働きながら興味があった足つぼマッサージの勉強を1年間本格的に実施。
結婚を機に地元へ戻り、ちいさな足つぼマッサージ店を開業しました。
理学療法士をやめて自分の興味のある仕事ができるようになって、仕事にやりがいを持てるようになりました。
病院勤務時代は忙しくプレッシャーも多い業務でしたが、いまが生まれた地元ですきな仕事ができます。本当に思いきってやめてよかった。
特にありません。
Cさん(30代女性)「体力面の不安が減った」
回復期病院勤務
新卒で病院へ入職し10数年、子育てをしながらバリバリ働いてきました。
年齢的にそろそろ体力的にきついなと感じることが増えてきて。
回復期病院で働いていた経験を活かして働くことができるケアマネージャーに興味が湧き、1年間勉強後に資格取得。
理学療法士をやめてケアマネージャーとして働くことに決めました。
これから働き続けることを考えたときに、体力面の不安が減ったことは大きいです。
理学療法士としての知識や経験を活かせる瞬間も多く、やりがいを持ちながら働くことができていますよ。
特にありません。あえていうなら、年収が少し減ってしまったことですかね(笑)
理学療法士の仕事をやめたいと思うのは悪いことなの?
これに対する回答は「いいえ、やめてもいいんです」。それは決して悪いことではないと伝えたい。
人生の大半の時間を費やす仕事…
やりがいも感じずただこなすだけ、辛い思いをしながら心を消耗。そんなんだったらやめてしまった方が幸せ。
周りには「せっかく取った国家資格」「社会はそんなに甘くない」など言ってくる人もいると思います。
ですが、自分の悩みは自分が一番よく知っているはずです。
理学療法士をやめることで悩みが解消すると感じているなら、それは正しいことが多いです。
大事なことはしっかりとした「準備」をして「自信」をもって行動すること。
そうすれば、理学療法士をやめたとしても後悔は少ないですよ。
先ほどの3事例とネット上の声から、実際に理学療法士をやめてよかったと感じた理由を紹介します。
年収アップ、福利厚生充実などの待遇の改善は、ダイレクトにやめてよかったと感じます。
理学療法士の売上げは、診療報酬・介護報酬で決まり、それによって給料も左右されます。1人の理学療法士としては売上げに限界があり、いくら成果を出しても給料も上がりにくいのが現状です。
転職することで待遇があがり、仕事にやりがいを見出すことができた人も多いです。
理学療法士の仕事は、良くも悪くもコミュニケーションを主とした仕事です。
患者さんだけでなく、そのご家族や職場内のスタッフ間でも気を配る必要があり、人間関係のトラブルもつきものです。
コミュニケーションが必要ない職場や人間関係の良好な職場に転職でき、人間関係の悩みは解決したという声もあります。
理学療法士の仕事は体力が必要なだけでなく、リスク管理や転倒予防が必要な対象者も多く身体的・精神的負担が大きいです。
医療介護独特の対人間関係の仕事の辛さを避けることで、負担が大きく減ったという声は多いです。
やりがい搾取と言われる理学療法士。休日返上で研修会、研究、学会発表。どんだけ努力しても、その知識を活かせる場面は限られてるのが事実。
そして、自分の給料に跳ね返ってこない悲しい現実に、いつの日かやりがいがなくなったなんてもことも。
一度失った仕事のやりがいを、新しい場所で再起させることができたという声も多いです。
一方で、こんな人は理学療法士をやめてしまうのを一度考え直してみて欲しいです。
自分で納得のいく決断ができていないのに、なんとなくやめてしまうのはNG!
思うようにいかなくなると、自分の決めた道を後悔をしたり、何かと人にせいにしてしまいがちです。
理学療法士をやめる前に、本当にやめて後悔しないのか考え直してみましょう。
職場内の特定の人が嫌いという理由で理学療法士をやめたいと感じている人は、一度考え直した方がよいです。
なぜなら、悩みの根本が理学療法士という仕事とは関係ないから。
先輩からのパワハラ、利用者さんからの心無い言葉など、理学療法士をやめれば解決できるとは限りません。どこにでもそういう人は一定数います。
職業と職場をごっちゃにしてはダメ。まず、職場環境を変えることでいまの悩みが解決できないかを考えてみましょう。
理学療法士の仕事は成長できないと思っている人は、他の場所に行っても同じ悩みを持つ可能性が高いです。
成長を実感するためには、ある程度の努力と年月が必要です。目標に向かってコツコツ努力していれば、いつか成長を感じれる日がくるはず。
もう少しその場で頑張ってみるのもありかもしれません。
はじめに「理学療法士をやめてよかった」と言えるためには、
しっかりとした「準備」をして「自信」を持って行動することが大切であるとお話ししました。
ここでは具体的に、後悔ない決断のために考えておくべきことをご紹介します。
最も重要なのが、人生設計≒自分のなりたい将来をイメージしておくことです。
「今の自分はなりたい将来に向かって進んでいくことが出来ているのか?」
これがノーであるなら、理学療法士として働き方を変えてみる、または思いきって他職種へ転職してみるべきです。
自分の仕事に対する価値観を知っておくことは、これからの働き方や職業を選択する上で重要です。
仕事の価値観は人それぞれ。自分は仕事に何を求めているのかを知ることで、理学療法士を続けて行くべきか否かがはっきりしてきます。
最近は、家族>自分・趣味>仕事の順に優先している人が多いみたいですよ!
これまでの経験を振り返り、自分の強みは何なのか認識しておきましょう。
自分の強みが理学療法士で活かせないのであれば、より自分に合った仕事を選択していくべきです。
向いていない仕事を続けるより、自分らしく働ける仕事の方がやりがいを感じやすいです。
もし、転職するならなるべく若いうちにする方が有利です。
なぜなら、20代は有効求人倍率が高い、若いうちは多少リスクをとってもやり直しがきく、新しい環境にも定着しやすいなど様々なメリットがあるから。
企業側としても、成長・新しいスキルの吸収スピードが高い若手の人材を求めています。
第二新卒(大学卒業後3年以内)は転職に有利です。
理学療法士をやめたいと強く思っている人は早めに決断!そして行動をはじめておきましょう。
理学療法士をやめて他職種へ転職を考えている方へ。その具体的な方法について解説します。
理学療法士から他職種へ転職するときは、下記の4つを活用することが多いです。
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今回は、「理学療法士やめてよかった」のリアルな声をお届けしました。
いま辛いモヤモヤした気持ちのまま働きつづけているのなら、行動をはじめてみる時かもしれません。
人生のなかで多くの時間を費やす仕事。自分らしく働ける仕事を探していきたいですね!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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