
病院勤務の理学療法士(経験8年目)。『理学療法士が自分らしく働く』をコンセプトにNICOJOBを運営。信頼できる情報発信を心がけています。
〉Twitter(@nicofamily25)
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理学療法士で年収600万円を稼ぎたい。具体的な方法を教えて!
こんな悩みにお答えします。
理学療法士はやりがいのある仕事である一方で、給料が上がりにくく将来が不安といった声を多いのが現実…。
実際に、厚生労働省の「平成30年賃金構造基本統計調査」によると、理学療法士全体の平均年収は426.5万円(平均年齢:35.1歳)です。
家庭を支えなければならない、もっと贅沢をしたいと考えると、年収アップを狙いたいと考える方も多いでしょう。
そこで今回は、理学療法士が年収600万円を達成する方法をご紹介します。
思考停止でいまの職場で働き続けているだけでは年収600万円の到達は難しいのが現実です。
この記事を読んで行動すれば、年収600万円の道も夢じゃないですよ。
さっそく、理学療法士が年収600万円を目指せる方法を5つご紹介します。
1つ目は、インセンティブ制のある訪問リハビリです。
転職サイトでも年収600万円を狙える求人の多くが「訪問リハビリ」
職種 | 理学療法士 |
地域 | 岐阜県 |
給与 | 年収360万円~660万円 |
施設形態 | 訪問リハビリ |
訪問リハビリの年収が高い理由は、1件あたりの報酬が高く、人件費以外の経費が低いため売上を給与還元しやすい環境にあるため。
そして、インセンティブ制を活用することでさらなる年収アップを見込めるためです。
※インセンティブ制度とは、ある一定の訪問件数を超すと、1件につきプラスαの報酬が支給される制度です。
頑張ったぶんだけ、給料に反映されるのがポイント!
2つ目は、病院・クリニック・施設の管理職です。
ある程度の経験年数があり、マネジメント業務に興味のある人はおすすめ!
職種 | 理学療法士 |
地域 | 東京都 |
給与 | 年収500万円~600万円 |
施設形態 | 病院 |
職種 | 理学療法士 |
地域 | 神奈川県 |
給与 | 月給32万円~40.9万円 |
施設形態 | 介護施設 |
管理職ポストは数自体が少なく、好条件な求人が出るのはレアケースです。
しかし、手堅く年収600万円以上を狙えるポジションといえます。
3つ目は、理学療法士の学校教員です。
大まかに養成校(専門学校)の教員と大学教員の求人がありますが、その数自体は非常に少ないです。
しかし、大学教授まで登り詰めると年収1000万円も夢ではありません。理学療法士としての地位・名誉も得ることができる働き方です。
4つ目は、医療関連企業(一般企業)です。
例えば、リハビリ機器メーカー、住宅メーカー、介護・福祉用具メーカーなどで活躍する理学療法士もいます。
職種 | 理学療法士 |
地域 | 東京都 |
給与 | 年収420万円~720万円 ※賞与年1回、昇給年4回 |
施設形態 | 一般企業 ※リハビリ支援ツールの導入拡大に向けた営業 |
まだ一般企業で活躍する理学療法士は少ないですが、特有の知識・経験を活かせる働き方は開拓の余地があるでしょう。
理学療法士から一般企業への転職に興味がある方は、以下の記事が参考になるのでぜひご覧ください。
5つ目は、理学療法士プラスアルファ副業です。
理学療法士の知識を活かしたいなら、「訪問リハなどで非常勤」「自費リハビリ」「セミナー」などがあります。
また、近年は副業解禁が主流となり、「youtube」「ブログ・アフェリエイト」「webライター」「せどり」などが在宅でも取り組みやすいです。
副業する時間なんてないよという人には、「定時で帰れてまずまず稼げる職場へ転職」→「副業と掛け合わせて年収600万円を目指す」が再現性の高い方法です。
ほんとに理学療法士でも年収600万円って目指せるの?
こんな疑問をまだ持たれている方も多いと思います。
結論からいうと、チャンスは大きくないですが理学療法士でも年収600万円は達成可能です。
そう言える理由について解説しますね。
はじめに、理学療法士全体の平均年収は426.5万円(平均年齢35.1歳)とご紹介しました。
年齢別の平均年収の詳しいデータがこちらです。
年齢 | 男性 | 女性 |
---|---|---|
20~24歳 | 331.1万円 | 326.3万円 |
25~29歳 | 388.9万円 | 368.8万円 |
30~34歳 | 429.9万円 | 386.7万円 |
35~39歳 | 462.5万円 | 414.2万円 |
40~44歳 | 514.5万円 | 459.3万円 |
45~49歳 | 536.0万円 | 489.8万円 |
50~54歳 | 546.7万円 | 532.5万円 |
55~59歳 | 600.7万円 | 543.9万円 |
60~64歳 | 514.4万円 | 428.1万円 |
65~69歳 | 348.3万円 | 365.8万円 |
20代で300万円台、30代で400万円台、定年前にやっと500~600万円が狙えるかどうかが現実。
さらに近年は、診療点数の引き下げなどで理学療法士の年収も昔ほど伸びないと言われています。
実際に、約半数の理学療法士が毎年の昇給が約1,000~3,000円といったアンケート結果もあります。
理学療法士の皆さま、年に1回の4月の昇給額はおいくらだったでしょうか?
— ゆとりの理学療法士 (@yutorinoPT) May 13, 2022
私が経験した1番低い昇給額はスタッフ全員一律1,000円でした。
人事評価の仕組みはありましたが形だけで報酬には結びつかない作りになっていましたね。
例えば平均昇給が3000円だと、1年で3万6000円、10年働いても36万円しか年収アップしない(※賞与除く)。
いまの職場で思考停止で働いているだけでは、年収600万円の壁は高い人も多いはずです。
実際に理学療法士の転職サイト(PTOTSTワーカー)で年収600万円以上可能な求人を検索してみた結果がこちらです。
公開求人数だけのデータですが、年収600万円以上の求人が161件(2022.11現時点)ヒットしました。
ちなみに同サイトの公開求人数は1万8000件なので、年収600万円以上を狙える求人はわずか1%未満しかないのが現実・・・。
転職サイトは好条件な非公開求人も多く抱えているので、正確にはもっと求人数は多いかもしれません。
どちらにせよ、年収600万円を狙える求人はあるけれど、その数は限られています。
年収600万円を目指したいと考えている人は、早めに行動をはじめておくべきです。
現状ステイでは年収アップが見込めないと思っているなら、一刻でも早く環境や働き方を変えることが解決策の近道になります。
「求人探しだけでもしてみたい」人は、理学療法士の転職サイトへ登録してみましょう。
\理学療法士におすすめの転職サイト/
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今回は、理学療法士が年収600万円を達成する方法について解説しました。
理学療法士で年収600万円を達成したいなら、現状を変えるための行動が大切です。
ぜひ、この機会に自分に合った年収アップの方法を考えてみてくださいね。
最後までご覧いただきありがとうございました。